ここ数年、特に50歳を過ぎた頃から肉をガッツリ食べたいと言う様な衝動が無くなってしまいました。
和牛A5番と言えば、日本人が創造した肉の最高傑作、霜降りと言われる様に細かい脂のサシが特徴ですね。

しかし、この肉を作る為になされている事は、極力運動を控えて高カロリーなエサを過食させながら、病気に備えて抗生剤や女性ホルモン剤などをはじめ、多くの薬を餌と一緒に与えているのです。
そして、抵抗力の落ちた牛達は、1頭でもウイルスに感染すれば口蹄疫の様な弱い物でも瞬く間に伝染してしまうのです。
そんな薬の力でなんとか生きているメタボ牛を食べるリスクは当然考えなくてはなりません。
岩手の短角牛や阿蘇の赤牛などは、放牧して牛にストレスを与えない様に育てる事で、本来の肉の美味しさを目指している生産者もいます。
後、最も気をつけたいのが乳牛が屠畜されて食肉になった物です。
積年の貯め込んだ薬で全身病んでいるのですから危険です。
搾乳量を増やす為に女性ホルモン剤なんかバンバン与えている事実もあります。
そんな牛肉の中でもオージービーフは決して柔らか~とは言いがたいのですが、放牧して牧草で育ったものは健全な方だと考えています。
途中で発色剤や柔軟剤を使わないインポーターを選ぶ事は忘れてはいけません。
ロシアンルーレットではありませんが、眼をつぶって安いユッケを食べる様な事は避けたいですね。

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