医食同源と申しますが、先日、本屋で気になって買い求めた本にその大切さを改めて認識させられました。
先ず、「生活習慣を正せばガンの75%は防げる」と言う言葉が目を引きました。
内訳は、食事が35%、喫煙が30%、ウイルスや細菌などの感染症が10%となっています。
毎日1兆個もの細胞分裂が繰り返されている中で、健康な人でも体内で毎日5000個の「ガン細胞の芽」が生まれているそうで、その芽が遺伝子の変化によって9年の月日を経て「ガン」となるそうです。
問題は遺伝子の変化で、この原因となるのが生活習慣と言うわけです。
私たちの体の全ての細胞は古くなると分裂して遺伝子をコピーしながら新しく入れ替わります。
骨も例外ではなく、数年の時間をかけて全て新しく入れ替わり、不要になった細胞は酵素が分解してマクロファージと言う白血球が食べて消化してしまう為、跡形もなくなるそうです。
この遺伝子のコピーをする時にタバコや偏った食習慣の影響で「ガンの芽」が増え過ぎてしまい、「ガンの芽」を退治するキラー細胞が足りなくなり、結果ガン細胞が生まれてしまうのです。
次のステージでも更に頼れるキラー細胞は存在するのですが、環境が悪ければ同じ事が繰り返されて、手の施し様がないガン細胞となるのです。
そうなる前に食の質を上げる事により、最初の段階での遺伝子のミスコピーを減らして発ガンを防ぐのが「ファイトケミカル」と言われ注目されています。
野菜や果物に含まれるファイトケミカルは抗酸化作用を持つ物や発がん物質を抑制する物、免疫力を高めてガードする物など色々なタイプがあり、バランス良く食事に取り入れる事が大切ですね。
詳細にわかり易く書かれたこの本は読んでみる価値がありそうです。
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